皆さんごきげんよう。今の職場に就職して1年経過したということで、今回は1年働いてみて自分なりに気づいた「公務員のメリット・デメリット」についてまとめていこうと思います。前回の記事では用地課の業務内容についての記事を書くと予告していましたが、すみません。気が変わりました。
前提として、私は地方県職員で所属は建設部の現地機関の用地課というところにいます。
「働き始めて1年で何がわかるんだ?」、「あくまでもお前の所属内の話で全ての地方公務員の職場に当てはまる話ではないだろ?」などド正論が飛んできそうですが、あくまで1データとして気楽に読んでいただけると幸いです。
それでは良い点から解説します。良いと思う点は以下の5点です。

公務員のメリット
- 新規職員への配慮がそれなりにある
- ゆったり働いている人が多い
- 真面目な人が多い
- 福利厚生がそれなりに良い
1. 新規職員への配慮がそれなりにある
想像してみてください。皆さんが新しい職場に入ったはいいものの、誰も仕事を教えてくれないと困りますよね?最近は、地方公共団体でもOJT制度を導入しており、先輩職員が1年目職員の面倒を見ています。わからないことを聞けば丁寧に教えてくれることが多いです。他の課の人の話を聞いてもそんな感じです。(ただし、業務量の多い部署ではあまり教えてもらえないという不満を聞くこともあるので注意。)
以前、民間に就職した同期8人程度で飲みに行った時に、それぞれの職場の新人教育制度の話になったのですが、民間では教育制度の差がすごいと感じました。教育係を2、3人つけてくれる企業から、1人のうえOJT制度自体名前だけという友人もいました。私の肌感覚では、私の所属する県組織のOJT制度の平均レベルは、民間企業全体の上位30%くらいには入るのではと思っています。
また、振られる業務量についても1年目職員は配慮してもらえます。私は2年目ですが、いきなり業務量が増えたりもしていません。近年、就職後数年で退職してしまう若手職員の問題が表面化し、不慣れな内は負荷をかけすぎないようにしようという空気を強く感じます。(「俺の若い頃はこんなに甘やかされなかった」と昔話を自慢げに語るおじいちゃん達もいますが、生暖かい目で見てあげましょう。)
2. ゆったり働いている人が多い
私が思うに、これが最大の長所です。もちろん、最低限のノルマはありますが、(毎年年度初めに、上司や関係各所からこれをやってねという話がある。)無理のない設定となっている人が多いですし、ノルマを早めに達成し、プラスαの成果を上げようとガツガツ頑張っている人よりも、ゆったり働いて年度末までにはノルマを達成しようというスタンスで働いている人が多いと感じます。給料的なインセンティブがないんだから当然と言えば当然ですね。
私の職場には実際の事務を行う課員は9人いますが、9人中7人はノルマを達成したあとは、何か言われるまでゆったりするってスタンスで仕事をされていると感じます笑
でも、民間だとこうはいかないですよね?成果が給料や昇給に直結する分、ガツガツ働く人が多くなるのは当然です。結果、ゆったり働きたい人達は肩身の狭い思いをする。私の職場ではガツガツワーカーはマイノリティですが、民間だと逆転するのではないでしょうか?
ゆったりしている分、性格的にも穏やかな人が多い気がします。
3. 真面目な人が多い笑
良い点として書きましたが、これは一長一短です。まず、公務員に真面目な人が多いというのは多くの人が持っているイメージではないでしょうか?就職先を選ぶ際に、初任給の高い首都圏の優良企業ではなく、年功序列で中年以降給与が上がっていく公務員の道を選ぶ、一時の華やかさよりも安定を選び、その半数以上がその時入庁した公共団体で退職まで勤めあげる、現実的で保守的な集団の大半が不真面目なわけないですよね?
私もこの一年で多くの県職員の方と話しましたが、大半の人が真面目だと感じました。安心して話せる方が多いですし、何か理不尽に感じる扱いを受けたことも数えるくらいしかありません。ゆったり働いている方が多いですが、任された仕事に対しては真摯に向き合い、期限を守ることを強く意識されていると感じます。ただ、真面目すぎる方が一定数いるのも事実です。この真面目すぎる方々が仕事の上司になると、融通が効かなすぎて大変な思いをするでしょう笑
4. 福利厚生がそれなりに良い
公務員は福利厚生がしっかりしているという話はよく聞きますよね。東京の大企業に比べると見劣りするのは当然ですが、実際に私もそれなりに良いと感じています。中でも特に私が良いと思っているのが職員宿舎(寮)です。
私は今現在進行形で職員宿舎に住んでいるのですが、とにかく安い!私の宿舎は駅から徒歩10分以内(田舎の駅ですが笑)でリビング8畳、キッチン付き、お風呂トイレ別、駐車場付きで月1万円程度です。設備については少々の不満はありますが、月1万円なら余裕で合格点です。同レベルの民間アパートに入るなら月4〜5万はするでしょうね。
年休などの制度的な福利厚生は一般的な民間企業とあまり変わらないでしょう。私のいる県組織では、年休が1年で20日、夏期休暇(特別休暇)が5日付与されます。夏期休暇は使い切るのが義務という感じで、年休の取得率は平均で7割弱というデータを見た気がします。私は昨年8割ほど使いました。余った年休は20日を限度に翌年に繰り越されます。(その年に年休が25日余っていたら、翌年に繰り越されるのは20日。翌年の年休は計40日)
当然通勤手当なども付きます。私のいる地域では寒冷地手当というものも出ます。11月から3月くらいまで光熱費の上昇を見込んでの毎月9,000円ほどの補助ですね。

(実物は写真の宿舎ほど綺麗ではないです笑)
続いてデメリットの紹介に移ります。。。。。

公務員のデメリット
- 就活がめんどくさい
- 平均年齢が高い
- 古臭い
- 年功序列が強い
- 付き合いがめんどくさい
1. 就活がめんどくさい
公務員の就活、民間企業の就活に比べてめんどくさいです。(面接が何次もあるような民間企業は除いて。)王道の就職ルートとしては、「公務員試験の合格→1次面接合格→2次面接合格→採用決定」という流れになります。この公務員試験対策に時間がかかります。民間企業であれば、試験はSPI対策程度でいいでしょうが、公務員試験対策は一朝一夕の対策では歯が立ちません。

まず、公務員試験は教養試験と専門科目に分かれます。教養科目は、高校までの学習分野をそれなりに理解している方ならそれほど対策に時間はかからないでしょうが、専門科目はそうはいきません。ほとんどの人が学んだことのないであろう法律や経済分析の知識が問われるため、対策にかなり時間がかかります。この点、自分は経済学部だったので、ミクロ経済学・マクロ経済学の2科目はかなり少ない労力で短時間で対策できてしまいました。法律系は最初意味不明でかなり時間かかりました。参考書3周してやっと理解できる部分が多くなりました笑
一般的に、教養試験と専門試験合格に必要な勉強時間は600〜1000時間と言われています。自分の体験からすると、これは少し多く言い過ぎだと思いますが、当然受験する公共団体の倍率などによって左右されるため、公務員志望の方には綿密な準備をお勧めします。
2. 平均年齢が高い
これ、地方県職員✖️用地課✖️現地機関の私の職場で働く私のような若手職員からすると、本当に大きな悩みの種です。入庁前から現地機関の高齢化がやばいという話は聞いていましたが、まさかここまでとは笑(笑い事ではない。)自分は同年代よりも落ち着いていると言われるので、年上の方が接しやすいかもと淡い期待を抱いていたのもほんの短期間、話が絶望的に合わない事に気づいてげんなりしています。
私は、おじいちゃん達の相手するの結構疲れるタイプです。こっちの反応を見ないで自分の好きな話題を延々に話す、自分たちの若い頃の職場の空気を忘れられず、時代錯誤な仕事の価値観を共有しようとする、体臭・口臭などのエチケット意識が低い。こういう特徴を持ったおじいちゃん達が結構たくさんいます。最近は、動物園で色々な動物を観察する感覚で接し始めていますが、去年働き始めてしばらくして、新人への配慮が薄れ始めてきた頃はキツかった泣。こういう人に限って仕事できるの本当に不思議です。

3. 古臭い
2、3、4は関係する話題ですが、おじいちゃん達の支配する職場の空気は当然古臭くなります。
これが特に顕著に出る場面の1例が飲み会です。昔の飲み会文化が抜けきらないおじいちゃんたちにお酒が入ると、時代錯誤なフリをされることがあります。これは私の体験談ですが、課を超えた職場全体の飲み会で、事前に何も知らされていないのに締めを振られたことがあります。私は大人数の前で話すのが苦手な上、まさかそんな時代錯誤なフリをされるとは想定していなかったため、チグハグになってしまいました。苦い思い出です泣。
飲み会以外の場面でも若手が盛り上げるべきという空気感は感じます。飲み会ではお酒の入ったおじいちゃんによって、その空気感がより強くなるといった感じでしょうか。。。。。
仕事中にも古臭さを感じる場面はあります。おじいちゃん達はパソコン関係に弱いです。色々な決裁を取る時は基本紙です。というか私の課員が電子決裁をとっている所は2回くらいしか見ていないです笑。それ以外にも、outlookに予定を入れていても見ていない事がほとんどなので、一声かけないといけません。

4. 年功序列が強い
「公務員は年功序列」という常套句に間違いはありません。私としては、その共同体の中で経験を積み、知識やスキルを持っている人達の発言力が強くなるのは当然の帰結だと考えます。しかし、その人達が強い立場を利用して若手を蔑ろにしてもいいと考えているなら、その考えには賛同できません。
と言うのも、最近嫌な事があったんです。ある日、課長級の方にある研修に同行しないかと誘われました。予定表を確認すると、研修終了予定の45分後に外せない予定が入っていたため、念の為欠席したいと伝えました。するとその課長級の人から、終了予定時間には終わるはずだから同席するよう言われたため、同席することに。。。。。
オチの予想はつきましたか?
結論から言いますと、予定時間までに研修は終わらなかったため、自分だけ別行動で戻り、次の予定にはなんとか間に合いました。しかし、私が「事前にお伝えしていたとおり、予定があるため早めに抜けます。」と伝えたところ、「協調性がない」と言うような嫌味を言われました。
なんで??事前に予定あるって言ってたじゃん??ってか研修のスケジュール管理杜撰すぎるだろ💢
問題の本質は、上の立場の人間が若手とその予定を軽視していることだと思います。「若手なんだから目上の自分の予定に合わせるべきだ。」「どうせこいつ(若手)の予定なんて大して重要ではないんだろう」といった意識が根底にあるのを感じます。
5. 付き合いがめんどくさい
これは本当に人によりますよね。私は人間には2種類いると思っています。人と関わって充電されるタイプと放電するタイプです。私は後者です。
目上の人との付き合いに限った話ではありません。というかまだ年の離れた上司にプライベートで付き合わされた事がありません。同年代との付き合いばかりです。
先ほど書いたとおり、私は職員宿舎に入居しており、同じく入居している同年代の先輩達から飲み会やゴルフ、合コンなど結構な頻度で誘われます。最初の頃は、声をかけてもらうだけありがたいと思い、ほとんど参加していましたが、最近は頻度を落としてたまに参加するくらいにしています。
建前上は仲良くしようの会ですが、正直全然気が休まりません。めっちゃライバル視してくる先輩職員や自分が場を仕切りたいオーラ全開の先輩職員、色々な方がいて疲れます笑。そんな先輩方を持ち上げて盛り上げないといけないと頑張っていた頃もありましたが、最近は静かにしています。
総勢数万人の職員がいる県組織の中で、今後一緒に仕事する可能性の方が低いのだから、あまり気を使いすぎる必要はないと思うようになりました笑
最後に
振り返ってみると、デメリットの方が数も多いし文章に力が入っているような気がします笑
まぁ人は自分が恵まれている点よりも不足している点により注目すると言われてますからね。
色々書きましたが、私の職場そんなに悪くないです。ただ、上に書いた特徴が絶望的に合わない人がいるのも事実。これから就職活動をする方、公務員に転職するか迷っている方が読んでくれていたら、あくまでも1データとして「こんな職場に配属される可能性もあるのか」レベルの参考にしていただけると幸いです。
めっちゃ頑張って書いたつもりなのに、あまり長くないですね笑
今後も投稿続けていきますので、よろしくお願いします。
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